学資保険は心の保険として無理のない範囲で
保険に興味のなかった人も、お子さんの誕生を機に加入を考えるのではないでしょうか。
そんな時に選択肢の一つとなるのが学資保険です。
学資保険とは、一言でいえば子どもの教育資金の貯蓄を目的に入る保険です。
その最大のメリットは、例えば親が亡くなったりして保険料の支払ができなくなっても、それ以降の保険料の支払が免除され、しかも給付金は契約通りに支払われるということです。
収入の格差は教育格差につながることが取りざたされる今日、子どもにはできる限りよい教育を受けさせたいと願うのが親ですが、将来的な資金繰りが必ずしもうまくいくとは限りません。
そうした不安を払拭する商品として、学資保険に根強い人気があるのです。
大学入学時の支出に合わせて17~18歳で給付金を受け取るプランが一般的ですが、中には小・中・高への進学時に一時金を受け取ったり、満期を就職時の22歳に設定できたりする商品もあります。
また、入院保障や手術保障などの、医療保障を特約としてつけることができる商品もあり、各家庭のライフスタイルに合わせた設定が可能です。
ですが、特約を付け過ぎたり、給付金の支給額を高く設定し過ぎたりして毎月の支払が困難になり、途中で解約してしまうケースもあります。
途中解約は元本割れになることが多いほか、改めて加入しようと思っても、子どもの年齢制限を超えていて(多くの商品は7歳以下に設定されています)保険に入れなかったりします。
また、子どもや親の年齢が高くなればなるほど保険料も高くなってしまいます。
貯金が十分にあるなどの理由がない限り、子どもの将来への不安に再度悩まされることになりかねません。
心のよりどころとしての学資保険、最後まで続ける覚悟で支払金額に無理のない範囲で加入しましょう。