教育資金の用意方法。
学資保険と教育ローンと奨学金。

学資保険は基本的には保険会社が定めた期間、定められた保険料を支払う事で期間満了時に契約時に設定した金額が支払われるシステムになっています。
一見、投資や預貯金などと似ている様ですが、保険会社が定めた期間内に保険料を支払うべき親に万が一の事があった時にも期間満了すれば契約時に設定した金額が子どもに支払われる様になっているところが投資や預貯金などとは大きく異なります。
そして学資保険は保険の１つですので保険会社によって返戻金などの保険内容が違い親や子の健康状態が加入条件に関わってきたり、親の年齢が高くなるほど保険料も高くなったりします。
また早期に途中解約してしまうと元本割れが発生します。

教育ローンは進学前までに学費の一部または全部が用意できなかった場合の１つの手段として活用出来ます。
教育ローンには国の実施している教育ローンと民間の金融機関が実施している教育ローンがあり、国の実施している教育ローンを借りる場合は金利が低く設定されてる一方、最高借入額が定められていたり世帯年収の上限額などの加入条件をクリアする必要があります。
一方民間の金融機関の実施する教育ローンは一般的なローンと基本的に同様で利用する金融機関によって金利が異なります。
奨学金は親ではなく進学する学生自身に贈与もしくは貸付する制度で学生自身が卒業後返済していくシステムです。

奨学金には各種団体や大学自体が実施している奨学金、日本学生支援機構が実施している奨学金があります。
日本学生支援機構の奨学金には国内進学に対する奨学金と海外留学に対する奨学金があります。
国内進学に対する奨学金には利息がない第一種と利息がある第二種、第一種もしくは第二種と合わせて借りる事が可能な入学時特別増額貸与奨学金があります。
第一種を受けるためには特別に優秀な成績もしくは経済的に著しく困窮しており進学出来ないなどの学力や家計に対する基準をクリアする必要があります。
第二種にも基準はありますが第一種に比べると緩やかです。