学資保険のリスクと回避する方法
我が子を大学へ入れたいと考えている親は、子どもが小さいうちから教育資金を貯めているかもしれません。
そのひとつとして、学資保険があります。
毎月一定額を保険会社へ支払っていき、満期日が来たら100パーセント以上の返戻率で受け取れるというものです。
貯蓄タイプであれば110パーセントくらいで戻ってくることもあります。
自分で貯蓄していくよりは手厚いサポートもあって断然お得でしょう。
しかし、インフレというリスクもあります。
学資保険の満期額は加入当初のものが満期日まで採用されるため、インフレで物価が上昇した時には、満期額が全然足りないということがあります。
そのため、高金利の時に加入すればまだしも、低金利が続いているような時には大きなリスクがあります。
これを回避する方法として定期預金の積み立て、という方法があります。
保障などはついていませんが、教育資金を確保したい人には向いています。
これは、3年未満の定期預金に積み立てていって、3年経って満期が来たら新しい定期預金に乗り換えるという方法です。
これを子どもが大学へ入るまで繰り返します。
定期預金も学資保険と同じように利回りが確定しています。
そのため、できるだけ短期のものを利用して、インフレになった時には、次回の定期預金から反映するよう高利回りの定期預金に乗り換えるのです。
そうすると、インフレの耐性は高くなります。
3年ごとに見直すため少々手間ですが、教育資金をしっかり貯めたいという人にはこの方法がおすすめです。