学資保険は一括払いがお得なの？

子どものために学資保険に加入する方は、どのようにすればお得なのかが気になりますよね。
学資保険は一括払いにすれば返戻率が上がるため、将来受け取るお金が多くなります。
ただ、一括払いをすることがお得なのかというと一概にそうはいえないのです。
それは、保険の継続中に契約者が死亡した場合のことです。
月払いや年払いで学資保険の保険料を納める場合、契約者が死亡した時点でそれ以降の保険料が免除となり、祝い金や満期金は予定通りの金額が支払われます。
学資保険はこのように万が一の時にも教育資金が確保できるというメリットがあります。

しかし、保険料を一括払いしていた場合、契約期間中に保険契約者が死亡したとしても、すでに支払ってしまった保険料は戻ってくることはありません。
学資保険の一括払いは、払い込む保険料とは別に子どものための貯金があり、月々の生活資金に余裕がある方におすすめです。

生活費に余裕があるのであれば、わざわざ学資保険にせずに定期貯金でよいのでは？と思われるかもしれません。
そこは、税金面で学資保険の方がお得です。
定期預金の場合、利子所得といって増えた利息から２０％分は税金として取られてしまいます。
一方、学資保険の場合は、５０万円以上利益が出るようなかけ方をしなければ、税金が掛かりません。
学資保険で利益が５０万円以上出るようなケースはほとんどないため、定期預金よりも学資保険に加入する方がお得なのです。