母子家庭においての学資保険について
母子家庭の場合、夫がいる家庭に比べて金銭的な余裕がないケースが少なくありません。
ここでは、母子家庭においての学資保険のあり方について説明します。
まず、母子家庭となるまでの過程で、学資保険のあり方も変わってきます。
子どもが生まれて、0歳から夫が契約書であったケースで確認してみましょう。
夫が何らかの理由で死亡したり、重度の障害になると、保険料の支払いが免除されます。
例えば、満期が子どもが18歳で、10歳で夫が死亡したとすれば、残りの8年間の保険料の支払いが免除となります。
また、親が死亡しても教育費を確保できる育英年金保障という保証があります。
これは、契約者が死亡・高度障害状態になった場合、被保険者が生存している限り保険期間が満了するまで保険会社から支払われる保障のことです。
育英年金保障は、保険会社によって異なるので、自分が加入している会社に確認が必要でしょう。
しかし、離婚となると少しケースが違ってきます。
夫が契約者あれば、離婚後の保険をどうするかを話し合い、必要に応じて契約者の変更や解約の手続きが必要になります。
母子家庭の場合、学資保険の加入そのものが必要なのかといった疑問を持つ方もいると思います。
金銭的な余裕があれば問題ありませんが、無理をして加入する必要もないと思います。
学資保険も貯金の1つなので、子供の学費以外で必要となる費用がかかるのであれば、そちらを優先するのが賢明な判断といえるのではないでしょうか。