解約時の注意点
今子育て世代の多くの家庭が加入しているのが、学資保険です。
学資保険を一度は検討したことがあるという人は多いのではないでしょうか。
学資保険がここまで需要が高くなったのは、貯蓄性が高いためです。
今銀行などに普通預金をしていても、利率は0.4%しかつきません。
定期預金の場合でも、利率が0.2%から0.3%あれば高い方だといえます。
とても低金利だからこそ、お金の運用を上手にしなければ、効率よく貯蓄することが難しくなっています。
お金の運用と考えると、信託や株やFXなどを思い浮かべる人も多いでしょう。
しかし元本割れのリスクもあるため、確実な貯蓄としては難しいといえます。
そこで安心して将来の教育資金を確保する方法として学資保険はとても有効的です。
なぜなら学資保険は普通預金よりも貯蓄性が高く、契約者に万が一のことが会った時の保障があるからです。
万が一のことがあった場合は保険料が免除になり、お祝い金は予定通り受け取ることができます。
このようなメリットから学資保険に加入する人がとても増えています。
しかし学資保険を加入する際に一番気をつけなければいけないのが、解約時のことを想定するということです。
学資保険の場合、他の保険と異なり解約した時の解約返戻金が少ないということです。
貯蓄目的で加入していても、解約してしまうと元本割れしてしまい逆に損してしまうということになります。
解約をしてしまう理由として、多くの人が毎月の支払いが困難だと感じるからです。
毎月の支払いは、お祝い金の受取額によって決まります。
すべての教育費を学資保険でまかなうと、どうしても負担が大きくなります。
お祝い金の額を減らし、毎月の支払いに無理がないように設定しましょう。
また学資保険の保険会社によっては、支払いが難しい場合は解約以外の方法を設けている場合があります。
一時的に支払いを中断する方法や、支払い期間がまだあったとしても、解約をせずお祝い金の受取額まで預けておくことができる場合もあります。
解約するよりも受取額は多くなるため、一度相談してから学資保険を解約するかどうか判断しましょう。